テレビとは、◯◯です。

テレビの側から思うこと、日々の雑感を。

【番組】91年「東京ラブストーリー」

 

 
放送局:フジテレビ
 
自分が生まれた91 年1月からスタートした、
どこか縁を感じる恋愛ドラマ。
 
このドラマの特筆すべき点は2つあるといいます。
 
鈴木保奈美演じる「赤名リカ」が提示する新しい女性像
 
・主題歌 小田和正ラブストーリーは突然に」の使い方
 
音楽については
これまで主題歌はオープニングやエンディングのみに流れていたものが
このドラマをきっかけにクライマックスで主題歌を流すようになったと。
 
これによって視聴者は主題歌が流れるだけで
そのドラマのワンシーンを思い出すなんてことが可能となりました。

そしてビジネスでは
ドラマと音楽の相乗効果として「タイアップ」が
一般化されていったのではないでしょうか。
 
最近だと決まったシーンで
主題歌のメロディを流しているドラマがありますが
音楽がドラマの世界観の構築にうまく寄与していて
良いなあと素直に思うことがよくあります。

歌にこだわりすぎるとタイアップが浸透しすぎたために「売り込み」のイメージが付いてしまいますが
メロディを活かすと違和感がないのです。

原作者の柴門ふみは恋愛の神様と呼ばれていて
簡単ですが調べたところ「あすなろ白書」の原作もこの方なんですね。

こちらもチェックですね。

【雑感】「いいとも」100万円で買いますか?

 

SVODサービス=定額動画配信サービスには
どういったものがあったかというと。
アメリカでは「Netflix」が有料会員が500万を超えるとか。
あとは日テレが買収して話題にもなった「Hulu」などなど。
 
日本の放送局が持つサービスでは
リアル視聴に追いつくための
見逃し防止的な意味合いが大きく
過去作品については権利処理などの諸問題によって
本数がまだまだ少ないのかなという印象です。
 
とはいえテレビ画面に携帯電話やパソコンの画面を
ミラーリングする「Chrome Cast」や
アップルTVもプラットフォームとしてSVODに適しています
今後も注目ですね。
 
さて本題、「笑っていいとも」は今年2014年に終了し
32年間という歴史に終止符が打たれました。
 
ギネス記録も持っている「いいとも」は
放送回数にして全8054回、
これらすべてがSVODサービスに配信されたら…
 
いや待てよ、
USBに全データが格納され
いつでも好きなときに引っ張りだすことが可能になったとしたら…
 
権利やプライバシーの問題はいったん完全に置き
そのUSB、仮に100万円で販売されたとして
何人の方が手を挙げるのだろう、、
ふと考えたことがあります。
 
私は、買う前提で
手を挙げて質問をすると思います。
 
「税込みですか?分割は可能ですか?手数料いくらですか?
データが何らかの形で消えた場合、復元可能ですか?」
 
理想は2chのまとめ記事のキュレーションアプリのように
年月日を合わせると、その日の「いいとも」が視聴できる仕組み。
 
たとえば自分の生まれた誕生日に
タモさんはどんな服を着てどんなサングラスだったのか、
その日のレギュラーはどういうメンバーで
テレフォンショッキングには誰が出演したのか
曜日対抗いいとも選手権は?そもそも当時からあったのか?
 
気になって仕方がありません。
 
テレビは時代を映し出す鏡と聞いてことがあります、
江戸時代の春画がいま美術館で鑑賞できるように
いずれ過去の番組は文化としての価値を持ちます。
まして生放送で32年間のストックがある「いいとも」は
その時代を反映する風俗としての意味・意義を持ち得ると考えています。
 
しかしながら、現在の延長線上にある未来を考えると
希望のVODの各種サービスが
対価が発生するサービスである限り実現はしないでしょう。
 
理由はひとこと、
テレビは権利の束でできているから。
 
これは「いいとも」の番組以外にも
当然ながら当てはまります。
 
ではどうするか。
 
 
ずばり、お金やビジネスの匂いをいっさいさせないこと。
特定の方の心をつき動かし、法律を変える必要が出てきます。
 
 
これ以降については
引き続き記事にアウトプットいたします。